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幸介からのメッセージ2006/03/28
# Van Dyke Parks “ Song Cycle ”
その昔、アナログ盤にはじめて針を落としたときの驚
き。それは、CDになった今もまったく変わらない。
《凛としたラリパッパぶり》とでも言えばいいのだろ
うか。この隙のないサイケデリックな音像には、いつ
も頭をクラクラさせられる。
まるで音のおもちゃ箱をひっくり返して世界一高い歌
の塔を建てようとしたみたいな――――そんな音楽。
僕は好きで好きでたまらないけれど、わからない人に
は永久にわからないだろうに違いない――――そんな
音楽。
でも、まあ、それはそれでかまわないや、と思ってし
まう――――そんな音楽。
代えのきかない音楽。
世の中にはそんなものが存在する。これは、僕にとっ
て、そんな一枚。
耳をすませば、アメリカが見える。
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